イタリアミラノにあるサンシーロ競馬場。赤いリュックサックを背負って8頭の馬のもとへ駆け寄りました。日本では廃止された、二輪の馬車をつけて走る繋駕速歩競走、数少ない品種スタンダードブレッドを目の前に心臓の音がうるさく鳴りました。勝利騎手や馬を近くで見たいと思い、壁の前で20分交渉するが警備員は首を振り続けます。そこへトレーナーのリオーダンが来て「君の熱意が伝わった」と中へ手招きしてくれました。騎手の休憩所に身長170センチで黄色い勝負服とムチを持ったヌティが立っていました。「絶対に会うのだ」という熱い気持ちを粘り強く持ち続けたことで思い切った行動が出来ました。(2010早春参加、読売新聞内定・女性・3年生)